皆さんは何か勉強をして新しい知識を得ようと考えた事はありますか?
私は今まで自分の置かれた状況に不満がありながらもなんとなく毎日を消化してきました。
そんな私が、突然簿記の勉強を始めたのにはいくつかの理由があります。
なぜ簿記の勉強を始めたのか
私が簿記の勉強を始めたのは将来自分の事業を持ちたいという夢があり、そのためには会社の経営や資本主義に対する知識を付けなければならないという考えからでした。
元々独立や企業に興味のあった私は常々ビジネス系のYouTubeを見たり、本を読んだりしていました。
そういったものを見れば見るほど『簿記知識の大切さ』を伝えている人の多さに、これは絶対に覚える価値のある知識だと思い、すぐに参考書を購入して勉強(独学)を始めました。
簿記を勉強していくなかで、最初に浮かんだ疑問が『そもそも簿記とは何なのか??』『一体この簿記という技術を習得すると、どんな知識が手に入るのか?』『簿記が大切なのはわかっているけど、簿記の最終的な目標はなんなのか?』という初心者丸出しの疑問でした。
私自身が疑問に思ったことや、理解したことを自分なりに噛み砕いて発信していくことで自分の知識にも定着するし、簿記に興味を持つ人や勉強の途中で躓いてしまってるいる人の役に少しでも立てればと思っています。
試験に合格することが最終目標ではないのですが、1つの目標としてまずは『日商簿記3級試験合格』という目標をかかげました。
分かりやすい目標を立てた方がダラダラせずに集中して勉強ができると考えたからです!
3月の中旬から勉強を始めて、4月の末に簿記3級の試験を受ける予約(ネット試験)を取っているので、どんどん自分の得た知識を発信していきたいと思います!
簿記の学習内容と資格
色々と情報を集める中でやはり1番気になったのは簿記を勉強することで一体自分にどんなメリットがあるのか?つまりはどんな知識が身につくのか、簿記の目的は何か?ということを考えるようになりました。
もちろん資格だけをとるつもりならそんなことを考える必要はないのかもしれませんが、あくまで今後の人生に活かせる知識が知りたかった私はそんなことを疑問に思っていました。
簿記の学習内容
簿記は毎日毎日企業の取引を帳簿へ記録していくことで、一定時期(主に期末)に企業がどれだけのお金や債権(権利)、土地や建物といった資産をもっているのか?どれだけの債務(義務)をかかえているのか?という『財政状態』を表す『貸借対照表』や一定期間(期中)にどれだけの費用をかけてどれだけの収益を上げたかという『経営成績』を表す『損益計算書』を作成することが目的です。
- 手持ちの現金や預金、車や家などの『資産』、ローンなどの『債務』=『貸借対照表』
- 今年の給料などの収入『収益』、食費や家賃、光熱費などの『費用』=『貸借対照表』
こんなふうに考えると分かりやすいかもしれません。これはまさに家計簿ですよね!
もちろん家計簿は自分の家庭で見ることをしないため作り方に決まりなんてありません。しかし企業がそういった帳簿の作成をしようとした場合にはそうはいきません。その帳簿を元に税金を収めたり、財政状態や経営成績を発表しなければならないからです。
つまり簿記は一定のルール(法律)にしたがって企業の家計簿を作るための知識や技術を学習していきます!
そして、作成が出来るというのは色々な企業の状態を自分が見ることが出来るということにも繋がっていきます!
日商簿記3級試験内容
簿記の学習をただ漠然と勉強するのではなく1つの目標として『日商簿記3級』の試験に合格することを掲げました。自分の性格上なにか期限を切って集中しないとダラダラとしてしまうことは分かっていたので、1ヶ月半という期間を切り、試験にチャレンジしようと決めました。
チャレンジするといっても何も分かっていない状態からのスタートだったので試験のことを色々と調べて行くことにしました。『敵を知れ』というやつですね!
簿記3級の試験は年に3回の統一試験に加え、ネットで申し込みテストセンターで通年受験可能(共通テストのおこなわれる期間の前後は受験不可)なネット試験のどちらかで受けることになります。
私は後者のネット試験で挑戦することにしました。
簡単にまとめるとこうです。
試験種類 | 試験日(2021年度) | 試験時間 | 受験料 |
---|---|---|---|
統一テスト | 6月13日 11月21日 2月27日 | 90分 | 受験料2,850円 |
ネット試験 | 通年受験可能 統一試験日の前後約1週間を除く | 60分 | 受験料2,850円 + 事務手数料500円 |
ネット試験については出題問題を絞ることで時間の短縮をはかっている様なので単純に時間が短いから時間が足りない!ということではないようです。
受験場所は地域によっても違うので別途調べることが必要です。
出題範囲も一緒にこちらを参照してみてください!
一連の簿記の流れ
ここまで簿記の役割や試験について見てきましたが、簿記の学習を始めるにあたり、やはり知っておきたいのはどのようにして企業の家計簿『財務諸表』が作られていくかということです。
全体の流れを知ることで今やっていることが、なぜ必要なのか?何をすれば良いのか?ということが分かってくるからです。
簿記の流れ
簿記の目的は『財務諸表』の作成でした。
それではどのように企業の家計簿をつけていくのか?
答えは『日々の取引を帳簿に記録して纏める』です。
そうです毎日毎日『仕訳』をおこないコツコツと帳簿をつけていくのです。そう、簿記の根幹は仕訳にあります。
『仕訳を制するものが簿記を制する』
という言葉があるくらいに簿記にとって仕訳というものは大切なのです。私も簿記の勉強をしていく中で、仕訳が分からなければ何の問題も解くことが出来ないと考えるようになりました。
仕訳ができていれば、後は帳簿にどのように記録するか、帳簿から帳簿へどうやって移していくかという事を覚えていけば良いだけだと気付いたのです。
『仕訳』→『帳簿への記録』→『集計』→『財務諸表作成』
このスタート地点を踏み謝ってしまっては決してゴールにたどり着くことはできないのです。
まとめ
簿記ってよく言葉は聞くけど一体どんなものだろう?
こんなふうに思っている人も少しは簿記の事が分かってきたのではないでしょうか?
これから簿記の勉強にトライする人も、簿記が気になっている人も苦手意識を捨ててまずは一歩踏みだして新しい事にトライしていきましょう!
次は簿記の基本『仕訳』についてもまとめていきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!