簿記

ゼロから始める簿記勉強:簿記とはなに?

簿記と聞いてみなさんはどんな事を思いつきますか?

私は最初簿記と聞いた時には

「何か難しい資格」

こんなイメージを持っていました。
どの様な資格なのか?
そもそも何に役立つのか?

そんな事に興味を持つ事もなく今まで過ごしてきました。

しかし、自分自身がこのままではいけないと考え情報を集めていく中で
簿記を習得する事は非常に有益であると考えるようになりました。

簿記の「ぼ」の字も知らなかった私ですが、

「日商簿記3級」

このレベルを目指し勉強していきいます!

簿記って何?

簿記とはずばり「帳簿録する事」です。

一定のルールに従い帳簿を作成し企業経営に役立てる。

もっと大きくいうのであれば「世界共通のビジネス言語」「資本主義社会のルール」のような物なのです。

つまり簿記を覚える事で企業の業績を読み解く事ができるだけではなく、自分のビジネスにも役立てる事ができます。

何のために帳簿を作る必要があるの?と思いますよね。

私は思っていました。

それは簿記の目的を知る事が必要です。

簿記の目的

簿記の目的は『財務諸表(Financial Statements : F/S)』の作成です。

財務諸表とは「貸借対照表」「損益計算書」という2つの報告書の事であり、

この2つの報告書の作成、つまりは財務諸表の作成が簿記の目的なのです。

貸借対照表(Balance Seat : B/S)

貸借対照表とは、一定時点の財政状態を明らかにしたもの。

つまり、『現金』『預金』『土地』『建物』などの『資産』

『借金』などの『負債』『資本(純資産)』。

これがどれくらいあるかという事を記載したものが『貸借対照表』です。

損益計算書(Profit and Loss : P/L)

損益計算書とは、一定期間の経営成績を明らかにしたもの。

経営成績とはどのような活動をして、その結果いくら利益を出したのか(またはいくら損をしたのか)を

記載したものが『損益計算書』ですので

企業活動による『費用』『収益』などの情報が記載されています

簿記の5つの要素

『資産』『負債』『資本(純資産)』『収益』『費用』

財務諸表の作成のためにはこの5つの要素を理解してく必要があります。

資産

資産とは、所有する財産の事です。

  • 現金、預金、土地、建物といった財貨。
  • 貸付金などの権利(債券)→後で現金などを受け取れる予定のあるもの。

資産は、資産に属する科目の総称です。

負債

負債とは、借入金などの義務(債務)→後で現金などを支払わないといけないもの。

わかりやすく言い換えれば借金です。

ローンを組んだり、ツケ払い(カード払い)したりといった事があてはまります。

負債は、負債に属する科目の総称です。

資本(純資産)

資本とは、『資産』から『負債』を差し引いて求められる金額。

つまりは正味の財産を意味しており

資産=負債+資本(純資産)

という式が成り立ちます。

資本は、資本に属する科目の総称です。

費用

費用とは、仕入にかかるお金や人件費など、

『収益』を得るために費やしたり支払ったりする物で、

企業の資本を減らす原因となるものをいいます。

費用は、費用に属する科目の総称です。

収益

収益とは、商品などを販売して得た売上などの収入のことで、

企業の資本を増やす原因となるものをいいます。

収益-費用=利益(もしくは損失)

このような式がなりたちますね。

収益は、収益に属する科目の総称です。

まとめ

なにも知識のないところから簿記を始めるのはなかなか大変なイメージもありますが

自分の生活や仕事にもこの簿記の知識を当てはめていくと

資産の管理や、費用の計算など色々とわかってくる事があります。

まずは自分の生活、ビジネスに役立てる知識として

『日商簿記3級』の合格を目指して勉強していきたいと思います。